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2025年度 美術館研修を行いました!~東京編~

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こんにちは!エール・エルの大塚です。
今回は「美術館研修」の様子をご紹介します。

美術館研修とは・・・?
エール・エルは新保社長がルネ・ラリックの作品を購入したことがきっかけでスタートしたブランドです。
洋菓子ブランドでありながら、「アートからの学び」も大切にしているため、毎年社員全員で「本物の芸術作品に触れる」研修を行っています。

今年度は東京・神戸にて計3回実施。
ルネ・ラリックの作品を直接目にすることができる貴重な機会となりましたので、さっそく東京の様子から見ていきましょう!


まずはオリエンテーションから。

今年度の研修テーマは「ブランディング※」です!
(※ブランドの理解を深め、魅力や価値を他の人々へ正しく伝えていくこと)

「芸術作品がどのようにして現代に伝わったのか」
興味を持った作品を深掘りしていくことで、ブランド伝承につながるヒントも発見できるといいですね!


最初に訪れたのは東京都美術館。
「ゴッホ展 ~家族がつないだ画家の夢~」を鑑賞します。

美術館にはオープン前から長蛇の列!
ゴッホの人気がうかがえます。

今回は残念ながら撮影可能な作品がなかったため、館内の雰囲気をご紹介します。

ゴッホは今でこそ有名な画家の1人ですが、生前は絵画1枚しか売れていなかったとのこと!

実はゴッホの死後、弟のテオや妻のヨー、そして息子たちの働きにより、ゴッホの作品は有名になり、価値が高まっていったそうです。

弟がゴッホの才能を見出し、その妻が作品の背景やストーリーを伝承、さらに息子たちが財団を設立し、強固な基盤を築く・・・
このような家族の戦略的なブランディングがなければ、ゴッホの作品は後世に残っていなかったかもしれません。

ブランドも同じように「その価値をどんな方法で伝えていくのか」がとても重要だと感じます。

エール・エルも、商品に対する想いやブランドの背景を正しく伝承し、100 年後の未来まで続くブランドにしていきたいですね!

今回は東京メンバーが集う貴重な機会ですので、スナップ写真もご紹介♪


皆さんお揃いの素敵なファッション♪


普段はそれぞれの部署で働くメンバーですが、顔を合わせれば話題が尽きず、鑑賞の合間のコミュニケーションも大切な時間です♪

美術館の感想や情報交換をしながら、次の美術館に向かいます。


2つめの美術館は、東京都庭園美術館です。

企画展は「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ~ハイジュエリーが語るアール・デコ~」。

エール・エルのブランド名の由来にもなっている「ルネ・ラリック」の作品も鑑賞することができます!

残念ながら今回の展覧会は撮影ができませんでしたが、ルネ・ラリックが活躍した時代の作品を鑑賞し、改めて彼のものづくりの精神について学ぶ機会となりました。

ルネ・ラリックはガラス工芸の新しい製法を自ら見出し、高品質な商品を量産することで、低価格化を実現。
「美しいものをより多くの人に届ける」ことに成功しました。

「常に時代の先を読み、新しいことにチャレンジする」
彼の創作活動の姿勢は、現在のエール・エルにも通じるものがあります。

新保社長がなぜ「エール・エル」と名付けたのか?
ルネ・ラリックを深掘りしていくと、ブランドの歴史や価値観を理解するための重要な視点に気づくことができます。

美術館鑑賞後は東京オフィスに戻り、座学研修です。

今回は事前学習として
書籍『なぜハーバードは虎屋に学ぶのか ハーバード白熱教室の中の日本』(著者:佐藤智恵 、出版社:中央公論新社)を読み、エール・エルの他にはない強みや今後の改善点をそれぞれ考えてきました。


自部門だからこそ見えるエール・エルの魅力や価値について発表し、意見を交換し合いました。

「新保社長への質問コーナー」では、東京エリア初出店時のお話など、初めて聞くエピソードも・・・!

また、今回は他社との比較のため課題図書のテーマとなった「とらや」さんへと話題が広がります。

商品が美味しいことはもちろんですが、いつどんなときも「また行きたい」と思う最高のサービスを提供してくれます。

それはきっとブランドの根幹にある「美味しい和菓子でお客様に喜んでほしい」という思いが、全てのスタッフさんへしっかり受け継がれているからかもしれません。

「ゴッホ」や「とらや」さん
ジャンルは違いますが、ともに 100 年以上、たくさんの人々に愛され、評価され続ける「ブランド」です。

長く続くブランドには作品や商品そのものだけではなく、「その価値を理解し、伝承してきた人々」が存在します。

今回の研修は、私たち 1 人 1 人も「エール・エル」というブランドを後世に伝えていく一員だと再認識する貴重な機会となりました。

エール・エルの強みは唯一無二の「ワッフルケーキ」。
100 年先、さらにもっと先の未来まで美味しい「ワッフルケーキ」をお客さまにお届けできるよう、これからも社員一同取り組んで参ります!